友人に貸してもらった本。
どこか、語り口が似てるな~と思ったら、
以前読んだ事があり、心に残る文章があった。
あらためて、読み返してみた。
やっぱりこころにじ~んとくるものがあった。
「生きているとさまざまなことがある。
とんでもないできごとに巻き込まれた時
人は、激流に投げ込まれた小さな石ころのような気分を味わうものだ。
だが、石ころは最初は流れにもまれ、
あちこちに叩きつけられながら、押し流されていくが、
やがて、流れのゆるやかな水底に居場所を見つけるだろう。
そのころには叩きつけられた痛みも消え、
なめらかな丸石になり
水もこんどは静かに
石の上を流れていくに違いない。」